1.海域における自然地震観測(テーマ代表:金沢敏彦教授)

業務目的

 新潟県中越沖に代表されるひずみ集中帯とその周辺の海域において、機動観測型海底ケーブル・インライン式地震計及び自己浮上式海底地震計による海底地震観測を実施し、海域における詳細な震源分布及び地震波速度構造の三次元的分布を明らかにする。

22年度における成果の目標及び業務の方法

 機動観測型海底ケーブル・インライン式地震計を、新潟県粟島南方沖で発生した1964年新潟地震の震源域に敷設する。地震観測データはリアルタイムで東京大学地震研究所に伝送し、陸域の地震観測網データと併合した処理を実施することによって、微小地震の震源分布などの詳細な地殻活動を明らかにする。